#15 完全なる脱力

レスリングをやっていて今日は調子が良くないなって日があります。

怪我をしている時もあれば、とくに負傷箇所もないのに、なんか体がうまく動いてくれないって時もあります。
怪我の時は、負傷箇所をかばってしまい全身の動きが悪くなるというように原因が明らかです。
とくに怪我をしているわけでもないのにって時の方が厄介です。
体は動かせるけど、思った通りには動いてくれない。
疲労や相手の調子、習得途中の技術のため上手くできない、などの原因が考えられます。

うまくいかないからムキになってがむしゃらに動くと怪我を生む可能性もあり、かといってやる気が無くなって適当な練習になってしまってはせっかくの練習時間がもったいないです。




こういう時だからこそできる練習はないかと考えていました。





そこで考えたのが、あえて力を抜くことです。

わかっていてもなかなかこれができません。
調子が良い時は自然とできているのかも知れませんが、これを意識的にするのは難しいです。

倒されたくないから相手にぶつかる時に力を目一杯に入れてしまう。
そんな怖さがあると思います。

しかしそんな怖さも、一度力を抜いてぶつかることで乗り越えることができました。


無駄な力を抜く練習をすることを意識することで、調子が悪いときの変に力が入った状態から抜けることができました。


意識して力が抜けるようになった状態を続けると、自然と力が抜ける体になった感じがしました。


そして、脱力して動けるようになったことで、調子が悪いと感じる日が減ったように感じます。







技術は人から教えてもらってできるようになることが多いですが、力を抜くことは教えてもらったから簡単にできることではないと考えています。

教えてもらいながらも自分の頭を使っていろいろなことを習得していこうと思います。

それでは。