#15 完全なる脱力

レスリングをやっていて今日は調子が良くないなって日があります。

怪我をしている時もあれば、とくに負傷箇所もないのに、なんか体がうまく動いてくれないって時もあります。
怪我の時は、負傷箇所をかばってしまい全身の動きが悪くなるというように原因が明らかです。
とくに怪我をしているわけでもないのにって時の方が厄介です。
体は動かせるけど、思った通りには動いてくれない。
疲労や相手の調子、習得途中の技術のため上手くできない、などの原因が考えられます。

うまくいかないからムキになってがむしゃらに動くと怪我を生む可能性もあり、かといってやる気が無くなって適当な練習になってしまってはせっかくの練習時間がもったいないです。




こういう時だからこそできる練習はないかと考えていました。





そこで考えたのが、あえて力を抜くことです。

わかっていてもなかなかこれができません。
調子が良い時は自然とできているのかも知れませんが、これを意識的にするのは難しいです。

倒されたくないから相手にぶつかる時に力を目一杯に入れてしまう。
そんな怖さがあると思います。

しかしそんな怖さも、一度力を抜いてぶつかることで乗り越えることができました。


無駄な力を抜く練習をすることを意識することで、調子が悪いときの変に力が入った状態から抜けることができました。


意識して力が抜けるようになった状態を続けると、自然と力が抜ける体になった感じがしました。


そして、脱力して動けるようになったことで、調子が悪いと感じる日が減ったように感じます。







技術は人から教えてもらってできるようになることが多いですが、力を抜くことは教えてもらったから簡単にできることではないと考えています。

教えてもらいながらも自分の頭を使っていろいろなことを習得していこうと思います。

それでは。

#14 執念

先日、いつもお世話になっている整体の先生と食事に行く機会がありました。


先生は、格闘家として戦いながら治療をしていた時期もあり、多くのスポーツ選手を診ています。


そんな先生と食事をしながら、天皇杯の反省や今後の取り組みなどを話し合いました。




「準々決勝の試合諦めてたでしょ。」


先生にそう言われた時頷くしかありませんでした。

最後まで勝つという気持ちでは臨んでいたものの、試合のどこかで、もうポイントはとれないんじゃないかと思ってしまう場面もありました。

やはり気迫は見ている人に伝わるのだと感じました。




今回の天皇杯の主役は、伊調馨さんでした。

一度負けた相手に、決勝戦の残り数秒で逆転勝ち。


最後まで諦めない執念、勝利への貪欲さをひしひしと感じました。




もう負けない。
体力を鍛える、技術を鍛えるだけでなく、執念を鍛える。
勝つためのトレーニング。

それでは。

#13 目標設定

1月5日から大学の練習がスタートしました。

練習後に選手それぞれが決意表明をしました。


そこで気づいたことがあります。



競技成績を挙げている選手は、目標の最後が「学生二冠達成します。」「全日本で決勝に行きます。」というように言い切っていました。

それに対して、あまり競技成績を挙げられていない選手は、「新人戦で優勝したいです。」「インカレでベスト8に入りたいです。」というように語尾が願望の形で終わっていました。


競技成績を挙げている選手ほど、目標に対して必ず達成する、という強い気持ちがあり、その気持ちがあるからこそ目標達成までの道すじを立てて、目標に向かっていけるのだと思います。


こういった目標設定を立てられる要因の1つが、成功体験の豊富さだと考えます。


自分が立てた目標を達成できた。
じゃあ次の目標も当然達成できる。
また目標が達成できたからこの次も、というふうに成功体験の積み重ねが目標に対しての姿勢をつくっていくのではないかと思います。
競技成績を挙げている選手はその小さな成功体験の積み重ねが大きな自信となり、新たな目標に対して自信を持って取り組むことができるのだと考えます。
逆に、競技成績を挙げられていない選手は、成功体験が少ないため、自分の立てた目標に対して本当に達成できるのだろうか、と不安になり、その気持ちが「〜したいです。」という語尾を生むのだと考えます。




自信のない選手が目標に対して絶対に達成するという気持ちで向き合うためには、小さな成功体験を積み重ねていき、自己肯定感を高めていくことが大事だと考えます。

日頃の練習で10回しかできなかったトレーニングが11回できた、いつもはポイントをとれない選手相手に1ポイントでもとれた、そういった日々の小さな成功体験が、大きな目標設定に対して自信を持った取り組みの姿勢を生むと考えます。



学生それぞれが、目標に対して自信を持って向き合えるように、成功体験を積み重ねて、自己肯定感を高められるような環境づくりをしていかなければならないと考えました。



おやすみなさい。

#12 2019

あけましておめでとうございます。


2019年

オリンピックがかかってくる大事な一年。

自分の人生を大きく変えるであろう一年。


徹底的にやりきる。

残りの人生で後悔することが無いように。


絶対に妥協しない。


俺はできる。

休まない。
練習を続ける。
無理はたまにする。

#11変わること、変わらずにいること

天皇杯が終わりました。

結果は3位。




悔しい。
ただただそれだけです。


技術面での課題克服ができてないのと同時に、シンプルにパワー不足。



ある程度まで完成されてたと思ってた組手も全然でした。



変わらずにやり続けること、変わらなきゃいけないことが明確になった試合でした。



自分のスタミナを生かしたどんどん足を動かしていくスタイルは変えずに、重心を落とした重いレスリングに変える。



2つを組み合わせると矛盾してしまいそうですが、おれにはできる。


まずはこの冬パワーアップあるのみ。



応援に来ていただいた会社の方々、友達に感謝。





Power max!!!!

#10天皇杯前日

明日は天皇杯



体重コントロールはバッチリです。



今年最後の試合。
やりきる。ただただやりきる。
全部出す。
そして勝つ。




ワクワクした気持ちを常に持って試合に臨みます。




おれにはできる。
おれにしかできない。






決勝進出の報告します。

#9減量のある生活

2日後に天皇杯を控えております。
昨年の天皇杯は60kg級でエントリーしたものの、直前の怪我で棄権。今年の6月の全日本選抜も初戦敗退と散々な結果でした。


怪我も初戦敗退も、少なからず減量が関係していると感じております。


減量していた時は、常に体重コントロールが頭の中にあり、心の中に余裕がありませんでした。



生活の中のレスリングと全然関係ないことをしている時でさえ、体重のことを考えていました。



減量中は、正直生きていて楽しくありませんでした。



どんなきつい練習よりも、減量は嫌でした。



そんな考えが頭を支配していたからコンディショニングが上手くいかなかったのかもしれません。



現在は階級を上げて、試合二日前だというのにしっかり昼ごはんも食べて、元気ハツラツです。


心の元気は確実に体の元気に直結していると感じます。



今日もサクッと汗かいて動きの確認してしっかり栄養とる!



絶対に優勝する。
ガンバルゾー。